大粛清の要因として主に考えられるのは絶対的な権力掌握である。一方的に辺境伯権限を完全廃止し、完全なる中央集権を築いたことから伺える。
次に、宮廷の絶対的権力を掌握していた祖母
ヴィクトリア・ラ・ユースタシュを始めとする、蒼国王族達との確執が挙げられる。
直系王族は
不老長寿であるがために女性王族が多く存命中で、王太后達の権力が強力なままだった。
特に、直系の蒼国王族であり前蒼国王王妃であり王太后であるヴィクトリアの権力は確固たるもので、官僚や蒼国貴族たちは皆逆らえない状況だった。
カインを王太子指名したことで確執が生まれ、
ラティーシャ・ラ・ユースタシュとの再婚を反対されたことが大静粛への引き金と言われている。